行政書士と契約書⑪
行政書士と契約書⑪ 雇用契約書のひな型 使用者(以下「甲」という)○○○○は、労働者(以下「乙」という)××××との間に、次の通り、労働契約(以下「本契約」という) 第1条(契約の期間)乙は、令和〇年〇月〇日から期間の定めが ...
行政書士と契約書⑪ 雇用契約書のひな型 使用者(以下「甲」という)○○○○は、労働者(以下「乙」という)××××との間に、次の通り、労働契約(以下「本契約」という) 第1条(契約の期間)乙は、令和〇年〇月〇日から期間の定めが ...
行政書士と契約書⑩ 物品売買契約のひな型であるが 物品販売契約書 売主〇〇(以下「甲」という)と買主△△株式会社(以下「乙」というは、物品の売買において、次のとおり契約した。 第1条(売買の目的)甲は、その所有にかかる下記の物品...
行政書士と契約書⑨ 公正証書は、公証人という資格者が、当事者の申立に基づいて、一般の文書より強い法的な効力がある文書である。 公正証書に基づいて「強制執行」することができる。判決のように、強制執行を行う資格を与える文書「債務名義」という。...
行政書士と契約書⑧ 印鑑証明は重要な文書の作成者が本人であることを証明するために、公正証書、不動産登記、会社設立の際に必要される。 個人は市町村、法人は法務局で交付される。有効期間は3カ月である。 契約は本人だけでなく、代理人でも行うことができる。代理人には本人から委任を受...
行政書士と契約書⑦ サインには、署名と記名がある。 ①署名 当事者自らが氏名・名称を書くことで ある。当事者が自筆するので筆跡が残こり、署名した当事者が契約したという証拠が明瞭に残る。 ②記名 当事者の筆跡ではなく、ゴム印やワープロの印字が記載されるので証拠という点で署...
行政書士と契約書⑤ 押印には、割印、訂正印、捨印、消印がある。 ①割印 契約書の正本と副本を作成するとき、複数人数でそれぞれ1通ずつ保管しておくような場合は、割印を用いる。割印は2通の契約書の両方またがるように印鑑を押す。 割印及び契印は...
行政書士と契約⑤ やっかいなことには、契約書は複数枚になる。署名欄のあるページは問題ないが、他のページは差し替えや改ざんされる恐れがある。 そのため複数枚の契約書は、すべてのページで隣のページとまたがるように契印を押す。...
行政書士と契約書④ いままで話をまとめると次にようになるのだろうか? 土地売買契約書⇒表題 〇〇不動産株式会社(以下「甲」と いう)および〇〇〇〇(以下「乙」という)は、次通り土地売買契約書を締結した。 ⇒前文...
行政書士と契約書③ 細かいことではあるが、甲と乙の表現は「〇〇は甲に」「〇〇は乙に」と記載するよりも「〇〇は甲に対し」「〇〇は乙に対し」と記載したほうがよい。 何故なら「に」という「助詞」は幅広い意味を持っているので誤って解釈される恐れがあるからである。契約当事者が三者以上...
行政書士と契約書② 契約書書き方であるが ①矛盾しないように作成する。 契約書は誰が見ても同じ解釈ができる ように記載する。 ②①にも関係するが複数解釈なされる可能性がある用語を使用する場合には、契約書上での解釈について定義事項で定義づけをする。...
行政書士と契約書① ビジネスの現場で、事業者同士で契約を結ぶ場合、口頭で契約することはない。 契約書は一般的に「表題」「前文」「本文」「後文」「作成年月日」を記載する。 「本文」は一般条件と主要条件に分けられる。「一般条件」とは、契約期間など、たいていの契約で定めておく項目...
行政書士と生成AI39 生成AIは新しい仕事を生みだす。代表格は「プロンプトエンジニア」である。さらには、AIによって出力の真偽をチェックする「ファクトチェッカー」の仕事も増える。 生成AIチェッカーは、記事や論文を入力すると、それを書いたのは人間かAIかの可能をパーセンテ...
行政書士と生成AI38 自律型AIの発展が行き着く先はユートピアかディストピアかということであるが、「未来学」という学問によれば「今、そしてこれからの行動次第で未来変わる」という思想がある。 未来にこうあってほしいという理想像を実現するためには、そうなるために今、これからど...
今後、AIについての注目すべきキィワードは「AIの民主化」であるという。 「AIの民主化」すなわち、誰でも気軽にAIを使用できるようになる。 AIが個々のユーザの好みや「性格」を理解して「適応」するようになる。すなわち、「パーソナルAI」である。...
行政書士と生成AI36 アメリカのバイデン政権は、2023年7月に、生成AIのリスクなどの負の側面に対する対策「安全性と信頼に関する大統領令」(自主規制)を発出した。 上記の大統領令は、AI関連企業7社を対象とし、AI開発における安全性向上のための自主規制に取り組むという内...
AIが人間を超える日はやってくるのだろうか? この問題については、賛否両論ある。どうやら、生成AIの台頭は肯定論者の追い風になっている。 AI調査会社の調査によれば、技術の発展段階、黎明期、幻滅期、啓発期などの5段階うち、AIは、すでに啓発期入っているという。あるAI学者が...
行政書士とAI34 人間と同じように、AIは幅広い問題を解決できるのだろうか? つまり、汎用人工知能(AGI)のことを言っているのだ! 結論から言うと、生成AIは「汎用性」が極めて高いが、AGIと呼ぶことは困難を伴う。 AGIの実現が近いとう見方もある。一方、特化型AIの延...
行政書士と生成AI33 現在、詳しくはわからないが、「説明可能なAI(XAI)というAIの挙動を人間が理解できるレベルで解き明かす研究をアメリカの国防高等計画局はじめとする多くの研究機関がが行っている。 AIが生成する文章には、その根拠となる出典の明示が求められる。例えば、...
行政書士と生成AI32 2023年に日本で開かれたG7会合で「責任あるAI」という概念が共同声明に盛り込まれた。 「責任あるAI」とは、「人間の倫理感やルールから逸脱せず、社会に貢献する」ということらしい。 欧州では「人間中心のAI」も注目されているらしい。これは、「公平性...
行政書士と生成AI31 ところで、日本における生成AIの規制状況はどうなっているのだろうか? まずは、「著作権法第30条の4」であるが、どうやら著作権者の許諾なしに生成AIを利用することができる。ということは日本で生成AIに学習させることについてはなんら規制がないということ...