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行政書士とデータサイエンティスト16

  • ezily5
  • 2022年5月8日
  • 読了時間: 2分

行政書士とデータサイエンティスト16  データサイエンスの目的は、データから価値を引き出すことにある。

 データサイエンティストは意思決定者であると限らない。データサイエンティストの役割は意志決定者にデータに基づく事実や知見を伝えることである。

 注意しなければならないのは、データが十分にあっても、不確実性のもとで意志決定を行わなければならないということである。

 つまり、不確実性を理論的に扱うためには確率論が重要なのである。意志決定に重要なデータはエビデンスデータという。原因を説明するエビデンスデータがなければ意志決定にはならない。

 エビデンスに基づく意志決定考え方は、最近、政府の政策で「エビデンスに基づく政策立案」として強調されるようになった。いわゆるEBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング。 証拠に基づく政策立案)である。

 ビックデータ時代の到来により、企業が持つビックデータと政府の公的統計をリンクさせる必要がある。2017年には、政府に統計改革会議が発足し、EBPMの観点から、公的統計の整備の必要性が叫ばれた。

 ただし、「データに基づく」意志決定と「経験と勘に基づく」意志決定が相反するものではない。むしろ、補完的である。つまり、十分なデータがあれば唯一の合理的な判断ができるわけでもないのである。

 ビックデータ時代の到来により、我々はEBPMに基づき判断することになったということは確実に言えると私は思う。

 
 
 

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