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行政書士ともめごとのない遺言書⑤

  • ezily5
  • 2月25日
  • 読了時間: 2分

行政書士ともめごとのない遺言書⑤

             遺言書

私の家は、長男の和夫がもらってください。

⇒「家」は通常建物を指しますが、土地が含まれるかどうか不明

私のお金は、長女の由美子がもらってください。

⇒お金は預貯金かどうか判明しない。預貯金は厳密にはお金で

 はない。

それ以外の財産は、二人で話し合って合って決めてください。

⇒すべての財産について行先を指定しておくとよい。 

                   〇〇年〇月〇日

                   甲野三郎 印

①不動産の情報については、登記簿謄本に書かれているので、情報そのまま書き写す。

②不動産の情報は「土地」「建物」に分かれて登録されている。

③土地や建物の所在地と住所は異なっている場合がある。

④土地が二筆以上に分かれている場合があるので「固定資産税の

 課税明細書」で確認する。

⑤預貯金については、金融機関名、支店名、普通預金及び定期預

 金の種類、口座番号を記載する。

(1)預貯金

   金融機関 A銀行、常磐支店

   種類   普通預金 

   口座番号 1234567

(2)預貯金

   金融機関 B銀行  常磐支店

   種類   定期預金

   口座番号 8901234

   情報は預金通帳でわかる。預貯金金額まで記載する必要

   はない。

   「それ以外の財産は、二人で話し合ってください。」との

   記載は避けた方がよい。⇒すべての財産について行先を指

   定しておくとよい。

 
 
 

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