小説 行政書士デジタルアーミー第9話
- ezily5
- 2022年6月27日
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小説 行政書士デジタルアーミー第9話 「レモン鍋って、さっぱりして、夏食べると美味しい。」悟はレモン鍋を食して驚きの声を上げた。
「ウクライナの家庭料理には鍋料理が多いので、日本の鍋料理が私、好きなんです。」ヴァネッサは笑みを浮かべながら言った。
「レモン鍋は夏もいけるね。最初、レモン鍋をオーダーしたからびっくりしたけど。」悟はレモン鍋に箸をやった。
悟は少しリラックス。確かに食べものは緊張感を弱める。
「ウクライナのデジタル庁ではどんな仕事していたの。デジタル戦争担当だったということだけど。」悟は炭酸水を一口飲むと言った。炭酸水の炭酸気が少し抜けていた。
「私は暗号通貨の法的枠組みに取り組んでいました。IT企業やベンチャーキャピタルのスタートアップシステムなどが、私が重点的に取り組んでいた分野でした。われわれはスタートアップの支援やIT企業の支援、ウクライナに来る外資系企業の支援をしていました。楽天などいくつかの日本企業もあり、人材や法律などの面でウクライナ進出を支援をしていました。しかし朝の6時に爆発音で目が覚め、戦争が始まりました。」ヴァネッサは話し始めた。
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