小説 行政書士デジタルアーミー第21話
- ezily5
- 2022年7月9日
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小説 行政書士デジタルアーミー第21話 https://www.youtube.com/watch?v=t2jEfQkAPj8 NHKがヴァネッサの提案に食いついた。最近、視聴率がダウンしているNHKの看板番組「クローズアップ現代」の視聴率をUPさせようと「日本IT軍」という扇情的な番組を放映したのである。
ヴァネッサがデジタル庁の自分の担当プロジェクトとしてNHK とコラボしたのである。将来、軍事関係もデジタル庁の所掌に加えたいと思っている山野デジタル庁長官の肝いりであることは言うまでもない。
番組にウクライナアーミー軍の行政書士が顔出し無しで登場したことは勿論のことである。
番組に登場した行政書士デジタルアーミーは、「これ以上来なくていい。参加しないほうがいい。戦争ですから」「これから「IT軍」に参加しようという人が出てほしくない。」「サイバー攻撃は多くの国で違法性が高く、捕まる可能性があることを認識しておいてください」と心情を吐露した。
「NHKの番組、クローズアップ現代見たよ。君の発案かい?」 支部長は悟に電話してきた。
行政書士デジタルアーミーの心情の吐露の部分が良かったね。支部長は上機嫌だった。支部長の面目が十分立ったということなのだろう。
「まぁ・・」悟は言葉を濁した。デジタル庁のプロジェクトとは言えない。その後、行政書士デジタルアーミーがどうなったかはわからないが、おそらく、警察に自首したに違いない。
よく考えて見れば、一石何鳥もの解決方法だった。ヴァネッサの頭の良さには驚くばかりである。ウクライナ人はIQが高いということなのだろう。
「支部長は大喜びだったよ。」とヴァネッサに電話で伝えると 「そう。役に立ったわけね。」ヴァネッサの嬉しそうな声が聞こえた。
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