小説 行政書士デジタルアーミー第18話
- ezily5
- 2022年7月6日
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小説 行政書士デジタルアーミー第18話
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202204ukrrusyt 自衛隊のサイバーテロ防護隊が直接電話をかけてきたことは、ウクライナ戦争を巡るサイバー戦が日本にも及んできたと、悟は感じぜざる得なかった。
ロシアのサイバー部隊が日本に攻撃を仕掛けてきたのかも知れない。ウクライナ、アメリカ、ロシア、中国、日本をめぐるサイバー戦が開始されたことを思うと悟は得体のしれない恐怖を感じた。
「最近、音沙汰ないからどうしたのかと思って。」久しぶりにヴァネッサから電話があった。
「自衛隊のサイバー防護隊から電話があってね。ウクライナ戦争のサイバー戦争はどうなっているの。」悟はさっきから気になっていた話をした。
「アメリカがウクライナのサイバー戦をサポートしている。ロシアはウクライナ侵攻以前からウクライナにランサムウェアサイバー攻撃している。ロシアは強力なサイバー能力を持っている。油断ならないのは中国。中国系のハッカーらがロシアのウクライナ侵攻前日に、ウクライナ国内で情報収集のためのサイバー攻撃を行っていたらしい。ということは、中国はロシアからウクライナ侵攻を知らされていた可能性が高い。」ヴァネッサはウクライナサイバー戦争について詳細な情報を持っていた。ヴァネッサはウクライナデジタル庁に勤務していたことを考えると当然と言えば当然である。
「ロシアのウクライナ侵攻に対して厳しい制裁をしている日本がロシアのサイバー攻撃を受けても可笑しくないわ。は。は。」ヴァネッサはこともなげに言った。
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