小説 行政書士デジタルアーミー第12話
- ezily5
- 2022年6月30日
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小説 行政書士デジタルアーミー第12話
悟は、サイバーセキュリテイについての自分の意見のドラフトを書き始めた。サイバーセキュリテイに関する自分の考えを整理するためである。
1・急速なデジタル化を前に、無防備なIoT機器
(1)今後、IoTで多くのモノのネットワーク化がより現実的になると、データの改ざんが、企業ひい
ては社会に致命的な問題を引き起こす可能性も容易に想像できる。
2・国の安全保障や経済を揺るがしかねない (1)サイバー攻撃は、いまや、1個人や1組織の被害にとどまらない脅威となっている。 (2)今後も、DXとサイバーセキュリティの両立を目指した政策運営が必要である。 (3)「ランサムウェア」の脅威が、日本企業にとってまったく人ごとではなく、現実的な課題であると
強調する。 また、たとえ1社への攻撃でも、国の経済や安全保障への大きな打撃にもつながり得る。
3・日本も、より踏み込んだ対策を検討する時期に (1)日本では、攻撃を受けた側を一律に被害者として扱ってきたが、それを改め、サイバー攻撃
への対策をしなかった ことに対する責任を問うべき。 (2)国益にもかかわる深刻な課題だとして、より実践的な対策の重要性を指摘する。 (3)サイバーセキュリティ分野の重要性を、もっと広く国民が認識する必要性。
4・人材育成に力を注げ (1)AIやプログラミングに関する専門人材育成の必要性。
(2)サイバーセキュリティを担う人材もこれからは一層重要になってくるはず。 「こんな感じかな。」悟はキィーボードを叩く手を止めた。 サイバーセキュリティについてあまり詳しくない支部長との話し合いならこれくらいで十分な気がし
ないでもない。
「ひょっとしたら、サイバーセキュリテイ相談員になってくれという話がでる可能性があるな。行政書士会お得意の。」悟は心の中で呟いた。
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