小説 田舎行政書士 第7話
- ezily5
- 2019年12月13日
- 読了時間: 2分
小説 田舎行政書士 離婚業務第7話
お世話様です。離婚協議書(案)を作成しましたのでよろしくお願いします。 氏との協議の結果、追加訂正事項がございましたら、メールにてご連絡をお願いします。 なお、下記の3点についてよろしくお願いします。
記 1 ①財産分与 ②扶養的財産分与 ③慰謝料の支払い期日 について記載してください。 2 不動産表示について記載してください。(登記事項証明 書のとおり記載) 3 夫の住所について報告してください。
*送付文書はワードで開けます。なお、PDF文書も併せ て送付いたします。
江尻様
お世話になっております。小川です。 早速のご対応ありがとうございます。 内容確認させていただき、 追ってご連絡いたします。 以上よろしくお願いいたします。 小川
早速、依頼者とのメールによるやりとりが始まった。依頼者のメールは簡潔でわかりやすい。おそらく、依頼者はビジネスメール文を書き慣れているのだろう。
依頼者がPCが壊れていると言っていたので、心配していたのだが、どうやら、杞憂だったようだ。これで、依頼者とメールをやりとりし、業務を効率的に進めていくことができる。江尻は安堵の胸をなでおろした。
まず、夫との協議結果である財産分与、扶養的財産分与、慰謝料の支払い期日、それから、ヒアリング時に不明だった夫の住所、住居の不動産表示について報告してもらうことにした。
おそらく、依頼者は現在は専業主婦をしているが、メール文から判断して以前、ビジネスに関係していたことは確かだった。
「小川 洋子、只者ではないな。」江尻は心の中で呟くと、googleの検索窓に「小川 洋子」と打ち込んだ。

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